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ベスト盤が消える日
一度リリースした曲をまとめて
再発するベスト盤がやたらと出されます。

90年代後半以降、
デビューからベスト盤を出すまでの期間は、
短くなっているという印象を受けます。
驚いたことに、
ファースト・アルバムを出してから、
しばらくしてベスト盤を出した人もいました。

CDセールスのうち、
ベスト盤が大きな割合を占めている、
という主張もあります。
やたらと売れたベスト盤と言えば、
宇多田ヒカルのシングル・コレクション
が有名なところでしょうか。

ベスト盤は固定ファンの
コレクター心理を刺激します。
シングルもアルバムも持っているけれど、
ベスト盤が出たら買わずにはいられない。
中には、やむなく買うという人もいます。

あまり既発表曲ばかりをまとめて
出しているとひんしゅくを買うので、
時には未発表曲や新曲を少し混ぜたり、
音質向上などといった宣伝文句をつけて、
お得感を出します。

「アーティストは好きだけど、
コレクターと思われるのは嫌」
というリスナーに、
「普通のベスト盤ではない」と思わせ、
買うことへの正当化を与えているのでは。
レコード会社にとっては、
アルバムの大部分がリサイクルですから、
利益は大きいわけです。

我思うに…
ベスト盤に頼る時代は
もう終わりなのかもしれません。

ダウンロードが当たり前の世代では、
全てのCDを揃えたいと思う
熱烈な固定ファンが減少しますから、
固定ファンを狙っても売り上げは
(少なくとも現在よりは)減少すると思われます。

また、ベスト盤が新規リスナーの開拓に
大きな役割を果たしていると考えられますが、
1曲ずつダウンロードした方が得だと考えれば、
ベスト盤の役割が小さなものになるでしょう。

「アーティストの知らないところで出される」
というイメージも持たれているベスト盤、
無意味なものになる日もそう遠くないと思います。

2005.01.12
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by 4n8f | 2005-01-12 16:56 | 音楽配信

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