物語みたいなものを書いてみます。 |
舞台中央、客席寄りに立ち、
スポットライトを浴びながら 役者が叫んでいる… いわゆる「演劇」と聞いて、 一般的にイメージされるのは こんな感じでしょうか。 今回のテーマは 「芝居の中で照明は どのような役割を果たすのか」。 抽象的な話です。 そして持論です。思うままに。 照明は舞台を照らしているのか? それとも役者を照らしているのか? 妙な言い方をするならば、 舞台にいる役者が発する言葉を 照らしているのかもしれません。 言葉に光をあてる。 言葉を引き立たせる。 言葉を観客に届けるサポート。 セリフ、ではなく、言葉。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 派手な光(カラフル・ライティング、 ストロボ、逆光、カラフル電飾、 レーザー、ムービング・ライト)は、 それだけで観客から注目されます。 けれどもそれは役者が発する言葉に 注意が向いていないことを示します。 言葉を際立たせたい時、 特定の言葉を強く印象づけたい時、 光は徹底的に脇役に回ります。 脇役であってチョイ役ではありません。 できれば名脇役であってほしい。 抑えすぎず、目立ちすぎず… そういう微妙なポイントが 存在するのではないでしょうか。 終演後、観客の頭の中に 舞台の視覚的イメージが残り、 「あのシーンのあの言葉が印象的だな」 などと思ってもらえれば、 言葉を届けることに成功した、 と言えるでしょう。 最近はこんな感じで芝居を観ています。 2005.01.26
by 4n8f
| 2005-01-26 16:42
| ライト・舞台
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