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物語みたいなものを書いてみます。
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二階建てのバスが走っている風景
生きている間に一度はロンドンに行きたいと思っています。
そして街を走る二階建てのバスを見てみたいですね。
そして二階建てのバスが走っている風景の一部になってみたい。
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この写真は後輩が先日ロンドンで撮ってきてくれたものです。
実はロンドンに行くんですと聞いてすぐさま、
「二階建てのバスを撮ってきてくれ」と頼み込みました。
貴重なデジカメの容量を割いてもらい、本当に感謝&感激です。
バスのみならず、ナイスな地下鉄の写真ももらったので、
いくつかを載せて、あれこれ書いてみたいと思います。
(写真はniraによるものです。無断転載はお控えください。念のため)
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ロンドンを走る二階建てのバスは
「ルートマスター」と呼ばれています。
つい先日、(旧型?)ルートマスターの
路線バスとしての役目が終わり、
個人向けに売却されるというニュースを聞きました。
後輩がロンドンから帰ってきた日にそのニュースが流れ、
そのタイミングに驚きました。なんとも不思議な縁です。
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二階建てのバスにこだわるのは何故か?
ロンドンの日常の風景をイメージした時に、
一番あるべきもののような気がするのです。
…そもそもは『CAROL』というアルバムがきっかけです。
「STILL LOVE HER」という名曲をご存知ですか?
「シティ・ハンター2」で知った人も多いと思いますが、
僕はこのアルバムの最後を飾る曲として出会いました。
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アルバムはロンドンでつくられ、その空気が
この曲にはいっぱいつまっているんじゃないかなと思います。
歌詞に「古いレンガの街並」「二階建てのバス」という言葉も出てきて、
聴くたびに二階建てのバスが走る風景を思い描いていました。
そのためでしょうか、ロンドンと聞くと、
真っ先に二階建てのバスが頭に浮かびます。
ビッグ・ベンや大英博物館といった観光スポットは二の次ですね。
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平坦な日常の中に面白いもの・ことは転がっていると思います。
いつもは気に留めないものに注目すると、新しい発見があるかもしれない。
もちろん、僕にとって二階建てのバスは日常にあるものではありませんが、
「他人の日常において、他人が気に留めないもの」にも興味があり、
そのひとつが「ロンドンに住む人々の日常における二階建てバス」なのです。
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そんなことを考えていると、まるで二階建てのバスが走る
風景に自分が溶け込んでしまったように思えることがあります。
今年のロンドンでのテロ事件を覚えていますか?
あの時、地下鉄だけでなく二階建てのバスも爆破されました。
そのニュースを聞いたとき、いつも乗っているバスが
巻き込まれたかのような錯覚に陥りました。
ほんの一瞬なのですが、すぐ近くで起こった気がしたのです。
WTCの崩壊よりも、リアルに。
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さて、おまけでもらった地下鉄の写真ですが、いい感じです。
黄色がとてもビビッドでインパクトがあり、眼も心も引き寄せられます。
ホームの広告にも黄色が入っていて、全体と調和しています。
黄色い点字ブロックまで存在感を放つのはそれ故でしょうか。
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車内の手すりも手すりではないくらいに強烈なプレゼンスを感じます。
アンディ・ウォーホールのバナナの絵みたいですね。なんとなく。
ロンドンで生活していれば、これらの風景も日常の一部になるのでしょう。
いつの日か、自分もここに座ってタブロイドを読むのが日常になっていたりして。
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僕にとって音楽(特にTM)は切っても切り離せない、
いや切らせてなるものかという存在なのですが、
12月の後半になるとアルバム『CAROL』が聴きたくなります。
そして聴くたびに、二階建てのバスが走っている風景を思い浮かべます。
今日も今日とて、そんな冬の一日。

2005.12.21
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by 4n8f | 2005-12-21 09:36 | 日常のひとコマ

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