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マイ・バースデイ・ストーリー
村上春樹編訳『バースデイ・ストーリーズ』の最後には、
訳者が書いた短篇「バースデイ・ガール」が収められています。
なんだかんだ言ってこれが一番楽しく読めた作品でして、
翻訳ものを楽しく読むには未だ熟さず私の頭、なのか。ううむ。

「あなたは二十歳の誕生日に自分が何をしていたか覚えていますか?」
この作品の扉で村上春樹はそう書いています。20歳の誕生日…

僕の場合、世紀末の秋、20歳の誕生日を迎えていました。
大学に入った年で、芝居を始めて半年ほどが経っていました。
狭い学生寮の一室で芝居サークルの同期に祝われました。
5畳ほどの独房に、10人ほどがひしめいていました。今思えばすごい。
公演を2週間後に控えていたせいか、みんなおかしなテンションでした。

実はその前に、学部の先輩たちとの飲み会があったんですが、
覚えていることといえば、かなり退屈だったことくらいですね。
「今日、誕生日なんです」と言ってみたらどうなったでしょうか?
きっと、親しくもない人たちからのハッピー・バースデー・トゥー・ユー。
おそらく、アンハッピーな気分になったんじゃないでしょうか。

…というようなことを、20歳の誕生日にはしていましたね。
ハッピーだったのかどうかは何とも言えないところですが、
記憶のどこかに埋もれているような哀れな誕生日に比べれば、
こうやってアレコレ覚えている誕生日はハッピーなのかもしれません。
イベント自体ではなく、イベントによって記憶に焼き付けられたことが、
僕にとってのハッピー・バースデイなんだろうなと思うのです。

2006.03.24
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by 4n8f | 2006-03-24 11:04 | 日常のひとコマ

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