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物語みたいなものを書いてみます。
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新しいブログをつくりました。
今後はこちらに書いていきます。
よろしくお願い致します。

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2006.04.14
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# by 4n8f | 2006-04-14 19:50 | そのほか
ひなた
ひなた | 吉田修一吉田修一 『ひなた』

僕の地元は山に囲まれた地域でして、
たまに遭難救助のヘリが飛ぶのを見ました。
見慣れた外の風景を何気なく眺めていると、
突如としてヘリの音が聞こえ、北アルプスに
向かっていく機体を見送ったことがあります。

吉田修一の作品に描かれているのは、
基本的になんてことのない日常ですが、
さりげなく非日常が入れ込まれています。
「ある人の日常をテキトーに切り取ったら、
たまたまドラマチックなことが起きた」
と思わせる文章になっています。
もちろん書き手が意図的に印象的な
事件や出来事を起こしているわけですが、
読み進めていくうち、その人に起きた非日常に
偶然巡り会ったような感覚に包まれるのです。

ドラマチックさの大小は作品によって異なりますが、
『ひなた』では小さな非日常が織り込まれています。
二組のカップルの一年が、四人それぞれの視点から
描かれていますが、特に目を見張るような展開もなく、
派手なクライマックスも見当たりません。

登場人物が揃いも揃ってクールなのです。
事件が起きても、冷静に受け止めている。
非日常を日常の中にさらりと取り込んでいます。
不自然なはずのドキュメンタリーなのに、
そう思わせない映像になっていると言うべきか。

例えば、ある語り手の出生に関するくだりがあります。
そこでは感情をむき出しにするというより、
実に淡々と事実が語られていきます。
語り手以外が感情を表わすことも多少はありますが、
それほど語り手は感情を表わしません。
純愛ドラマでドラマチックに扱われる出生の秘密も、
この作品では物語の中に溶け込んでいるのです。

最後にひとつ。
『ひなた』で描かれているのは「凪いだ海面」です。
風もなくて波の立たない静かな海面です。
けれど、海の中は大きくうねっているかもしれません。
さらにずっと奥の海底には、海面からは
想像もできない何かがあるのかもしれません。
その奥底にまで潜っていきたい気もしますが…

2006.04.08
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# by 4n8f | 2006-04-08 16:53 | フィクション
おもしろい同期がいることは大事です。
ワイシャツをまとめて洗濯機に放り込んでいると、
一週間が終わったことを実感します。
まだまだネットが開通しないため携帯で
ちまちまと書いているのですが、
そもそも社会に放り出されたばかりで
ブログにまで意識が回っていません。
書きたいことのストックはありますが、
如何せん余裕がない。時間的にも、精神的にも。
というわけで、しばらくはイレギュラーな更新を続けます。
僕は元気です。

■■■
昨日、研修が終わり、配属辞令が出ました。
来週から配属先でビシバシ叩かれる日々が始まります。

そして研修お疲れという名目で、同期飲みを行ないました。
知らなかった人と話をして知っていくのは、
なかなかエキサイティングなものです。
おもしろい人が沢山いて、ほっとしました。
ま、20人もいれば、変な奴もちらほら含まれていますが。

大学・大学院でもおもしろい人には沢山会ったのですが、
会社ではまた違ったタイプに出会えました。
これからもっと遭遇する(してしまう)のでしょうが、
そのファースト・ステップとして良い同期に
遭遇できたんじゃないかな、とひそかに思ってみたり。

…大学院の同期にデンジャラスな奴がいたので、
余計に会社の同期がまともに見えるのかもしれませんが…

■■■
視界良好、人間関係良好。
いろんなものを見て、いろんな人と話してみたいですね。
そんなことをモットーに頑張っていこうかと思います。
以上、年度始めの挨拶に代えて。

2006.04.08
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# by 4n8f | 2006-04-08 09:38 | 日常のひとコマ
エイプリルのフール
花見というポップなイベントを敢行しました。
桜は満開、風も弱く、絶好の花見日和でした。
ベスト・ポジションは人!人!人!の洪水。

東京の花見ってこんなんかと驚きつつも、
井の頭公園だからこの程度なのか、
まあ上野の比ではあるまいと考える。
恐るべし桜舞い散るワンダーランド。
花見客でにぎわう公園は、まるで地獄絵。
騒ぐ姿が悶え苦しんでいるみたいで…

でもまあ、桜は綺麗でした。
少し日焼けしました。
今日はエイプリル・フールでした。

2006.04.01
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# by 4n8f | 2006-04-01 22:55 | 日常のひとコマ
咲き誇れ、卒業生
羽織袴にサリーもチマチョゴリも咲き誇る一日。
スーツの大群に囲まれていると、一層華やかですね。
そこそこ暖かくなり、卒業式日和という感じでした。

僕のような修士取得退学者も混ぜてもらって、
「学位記」(卒業証書みたいなものと思ってもらえれば)
を受け取り、一緒に卒業式気分を味わいました。
メガネでヘビースモーカーで2回留年していた友達に
出くわしまして、同じタイミングで大学を去るとはね、と、
しみじみというか不思議な気分になっておりました。

本日で名実ともに修士を持って大学を去ります。
送別していただいた皆様、本当にありがとうございます。
最近は区切りの言葉ばかり並べている気もしますが、
まあ、そういう季節だからってことでお許しください。

2006.03.24
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# by 4n8f | 2006-03-24 16:43 | 日常のひとコマ
saku saku & ROCK FUJIYAMA
最近、横浜に引越したので、tvkを受信することができます。
おお、これがウワサのローカル番組「saku saku」か。
木村カエラと白井ヴィンセント(人形)がマイペースに話すだけですが、
それだけで充分おもしろい。こういう低予算スタイルは好きです。
オカネかかってないよなと思わせながらもまったく安っぽくない。
ゲストのギャラに一番かかってるんじゃないかと思うくらい。
ちなみに今週は堂本剛。エンドリ以下略

この前、長野県は松本市の逆さレストラン「とんちん館」が出ました。
いやはや、突如として地元ネタが紹介されるとビックリしますね。

DVDも出ますし、ますます人気出そうだと思っていたら、
今月で木村カエラがいなくなってしまうとのこと。
見始めたと思ったら、MCがいなくなってしまうなんてね。
テレ東の「ヘビメタさん」の時は、見始めたら翌週には最終回。
タイミングが悪いと言うか何と言うか…
ちなみに、どっちの番組にも「ヴィンセント」がいます。蛇足。

ブログ版で細々と続いていた「ヘビメタさん」(の残り火)ですが、
ついに、4月から新しい番組になって復活するそうです。
タイトルは「ROCK FUJIYAMA」
名前からすると、「ヘビメタさん」よりもポップになりそうですね。
でもまあ、マーティがいますし、それだけで必見ですな。

ローカルのバラエティ番組がヒットするのは、
4とか6とか8とか10では見られない「ゆるさ」がポイントですね。
「水曜どうでしょう」に負けず劣らず。ゆるくてもダルくはない。
遊び心たっぷりなんだけども手は抜いていない、そんな感じです。

2006.03.24
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# by 4n8f | 2006-03-24 11:17 | ライフスタイル
マイ・バースデイ・ストーリー
村上春樹編訳『バースデイ・ストーリーズ』の最後には、
訳者が書いた短篇「バースデイ・ガール」が収められています。
なんだかんだ言ってこれが一番楽しく読めた作品でして、
翻訳ものを楽しく読むには未だ熟さず私の頭、なのか。ううむ。

「あなたは二十歳の誕生日に自分が何をしていたか覚えていますか?」
この作品の扉で村上春樹はそう書いています。20歳の誕生日…

僕の場合、世紀末の秋、20歳の誕生日を迎えていました。
大学に入った年で、芝居を始めて半年ほどが経っていました。
狭い学生寮の一室で芝居サークルの同期に祝われました。
5畳ほどの独房に、10人ほどがひしめいていました。今思えばすごい。
公演を2週間後に控えていたせいか、みんなおかしなテンションでした。

実はその前に、学部の先輩たちとの飲み会があったんですが、
覚えていることといえば、かなり退屈だったことくらいですね。
「今日、誕生日なんです」と言ってみたらどうなったでしょうか?
きっと、親しくもない人たちからのハッピー・バースデー・トゥー・ユー。
おそらく、アンハッピーな気分になったんじゃないでしょうか。

…というようなことを、20歳の誕生日にはしていましたね。
ハッピーだったのかどうかは何とも言えないところですが、
記憶のどこかに埋もれているような哀れな誕生日に比べれば、
こうやってアレコレ覚えている誕生日はハッピーなのかもしれません。
イベント自体ではなく、イベントによって記憶に焼き付けられたことが、
僕にとってのハッピー・バースデイなんだろうなと思うのです。

2006.03.24
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# by 4n8f | 2006-03-24 11:04 | 日常のひとコマ

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